OCCIDENTAL
PAINTING
総合造形専攻/洋画分野

OCCIDENTAL PAINTING

自分を探す。表現を探し出す。人生を見つめる。

絵を描くことが好きな人、歴史・文化に興味をもつ人を対象とした分野で、実技または小論文の試験を選択できます。大学入学共通テストでも受験可能です。真摯に対象と向き合い、課題を追求し、新たな価値を見出す意欲のある人を望みます。

OCCIDENTAL PAINTING

洋画って何だろう?西洋から入ってきた絵画すべてです。アクリル、水彩、パステル、クレヨン、色鉛筆、デッサン用具に至るまで洋画です。「古典技法」の理念とは、フレスコ、テンペラ、金箔、水性と油性の混合技法、布や板を自在に使うこと。それは「接着の技術」に集約されます。「どんな素材でも堅牢に使える人」それが「オールドマスター(古典修得者)」なのです。

FEATURE

特徴

特徴 特徴

素材と出会う。技法と出会う。自分と向き合う。

西洋画の起源フレスコ。石灰と砂で下地を作り泥などの絵具の原料であそんでみよう。ラスコー壁画のような先史時代の記憶がよみがえるかも…。

特徴

板絵ってなんだ。イコンって何だ。キャンバスじゃないのか!?

壁画と同時に宗教芸術として発展した祭壇画。つるつるの下地に黄金を貼り込む。板じゃなければ、この世界は創れない…。かつての世界を今、MDFで再現しよう。

特徴

色で遊ぶ。心を解き放つ。日常を見つめなおす。私の居るべき処(ところ)…。

西洋画の絵具は自由だ。気のむくまま混ぜ放題。自分の心に浮ぶ色を創って、想いにまかせてキャンバスに向かう。ささやかな日常にあふれんばかりの光を求めて。ここち良い処(ところ)を求めて…現在(いま)を見つめる…。

CURRICULUM

授業紹介

総合造形専攻では、日本画・洋画・立体・地域文化創生の4分野の専門授業を通じ、希望する分野を探りながら横断的な授業を受けることができます。

OCCIDENTAL PAINTING

1年次

共通基礎(全専攻授業)

1年次前期には共通基礎科目として全専攻で、「デッサン」「色彩構成」「造形感覚」「素材研究」を学び美術の基礎を固めます。

専攻別授業

実技系は日本画・洋画・立体分野を横断するカリキュラムをステップアップさせながら進んでゆきます。基礎を固める事が到達目標になります。地域文化創生分野は、理論の基礎と地域に根差した美術との関りの中で社会とアートの関わりを体験として持つことが到達目標となります。

OCCIDENTAL PAINTING

2年次

総合造形専攻 2年次

実技系は引き続き各分野を行き来し幅広い意味での造形力を身に着けてゆきます。物と空間の持つ意味、捉え方、表現の違いを見つけられるようになり各分野の材料(あるいは素材)と技法をそれぞれの芸術観と照らし合わせながら造形そのものに迫り、芸術の意味を掘り下げてゆきます。
地域文化創生分野は、一年次での学びをより自分のものとし自ら立案、計画、実行に移せる人材養成をはかります。

OCCIDENTAL PAINTING

3年次

3年次は各学生の特性を生かした制作のあり方を学びます。自己発見と自己表現、それに適合した技法、形式、素材選びができるようになる事が目標です。その実現のために古典技法、材料論、美術史観、美学、哲学を学び現代の美術に携わる人間としてのスタンスを学びます。スライドを用いたレクチャー、様々な角度から観た批評会を通じて一人の作家として生きられるよう育成してゆくカリキュラムを展開します。

制作の幅を広げる目的として軽量フレスコ(本学オリジナル)、銅板によるクリスマスカード制作、展示を学びます。

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4年次

4年次は卒業制作に向けて制作者の態度と方法を学びます。エスキースと制作のプランニングをしてもらい、教員を交えたディスカッションを行います。後期は卒業研究として、大作あるいは同等の密度のある制作に取り組みます。

INTERVIEW

在校生インタビュー

美大生活[ 洋画分野 3年 ]
洋画分野
3年
⼩堀さなえ