卒業生インタビュー
作品が出版される感動はひとしおです
Interview “Marina Abe”
この仕事や研究の魅力・やりがい
KADOKAWAの「ASUKA」や「青騎士」という雑誌で漫画を描かせていただいており、他の出版社さんでもコミカライズを担当させてもらっています。他の雑誌ではネームが没になったらまた別のネームになりますが、ASUKAでは編集者の方が活かしてくださり、掲載までもっていってくださいます。仕事として漫画を描きながら成長させていただいています。自分で描いた作品が本になった時は感動しますし、読者さんからお手紙を頂けるのはとても励みになり「また次も頑張って描くぞ」と思えます。3月に新連載が始まるので、面白い作品にできるよう頑張ります。同じく3月に初の単行本も出版になります。よろしくお願いいたします。
学校で学んだこと・学生時代
漫画について詳しく学べることが魅力で、文星芸術大学に進学しました。周りは漫画好きな友達ばかりで楽しく、しかも絵が上手な人が多く、中には担当さんがついている人もいたので刺激になりました。大学では漫画の間の取り方やカメラワークを学ぶことができましたし、技術以外のことでも、今まで知らなかった映画を観たり、コミティアに初めて参加したりと、漫画に活かせるものを色々吸収できました。中でも大きかったのはデジタル作画を学べたことです。在学中はちょうど漫画の執筆がアナログからデジタルへの移行期でしたが、現在は漫画、イラスト共にタブレットで描いているので、学生時代にデジタル作画を学べて本当に良かったです。
分野選びの視点・アドバイス
オープンキャンパスに行った時、自分が描いた漫画を持っていって、先生に見ていただきました。アドバイスや良かったところを言ってもらえて自信になりましたし、教えてくださる先生の雰囲気を入学前に知ることができたので、ぜひ皆さんもやってみてください。デビューしてからは、やはり作品を出すたびに「前作よりもいいものを描こう」と思うので、日頃から自然と技術の向上・修練を意識するようになっています。背景をもっと緻密に描いたり、顔の情報量を増やしたりと、前回描いたものよりランクアップした作品を常に目指しています。またデジタル作画なのでペンの設定などを試行錯誤して理想のものに近づけようとしています。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります