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デクセリアルズ株式会社のEVバスを文星芸術大学の学生がデザイン

― 地域連携によるオリジナルラッピングデザインが完成 ―

文星芸術大学は、栃木県下野市に本社を置くデクセリアルズ株式会社との産学連携プロジェクトとして、鹿沼事業所で運行されるEVバスのオリジナルラッピングデザインを制作しました。

2026年11月上旬より運行を開始するEVバスは、デクセリアルズ株式会社の鹿沼事業所第1工場と第2工場を結ぶ従業員専用バスとして活用されます。

鹿沼事業所第2工場

今回のプロジェクトでは、文星芸術大学デザイン専攻デザイン分野・水本研究室に所属する4名の学生がデザインコンペティションに参加。デクセリアルズ株式会社のプロジェクトメンバーによる選考を経て、大貫さんの提案が採用され、その後、プロジェクトメンバーと大学側で検討を重ね、オリジナルデザインが完成しました。

デザインのコンセプトは「製品が生むつながり」

ザイン専攻 デザイン分野 3年生 大貫 陽由

「つながり」をテーマに、デクセリアルズ様独自の要素を込めながら、このバスをご覧になった方の心がパッと明るく、前向きになれるデザインを目指しました。

デクセリアルズ株式会社が手がける製品である異方性導電膜(ACF)、光学弾性樹脂(SVR)、反射防止フィルム(ARF)をモチーフに、同社の経営理念やパーパス、企業ビジョンをグラフィックとして表現しています。

ACF
リールの円の影状
SVR
液状の不定形な様子
ARF
フィルムのしなやかな質感
オレンジ
コーポレートカラーを引き立たせるエネルギュシュな色
スカイブルー
2色をつなげ、調和させる色
コーポレートカラー
デクセリアルズのロゴと同様のカラー

Integrity
直線が持つ潔さや規則正しさ
Empower Evolution.
波模様が持つ伝播性と連続性
Value Matters
「新しいアイデア」や「世界に散らばる可能性の種」

グラデーションやライン状のエレメントによって、人と人、技術と社会、そして未来へとつながっていくイメージをデザインに込めました。

デザインコンセプトを簡略化、ライン状に再構成
プレスリリースでの様子

車体のデザインは私にとってこれまでにない大きな挑戦でしたが、時間をかけ誠心誠意取り組んできた作品が栃木の街を走る姿を想像すると、本当に嬉しく、誇らしく感じております。このバスが、デクセリアルズ様と地域の皆様をより深くつなげるきっかけになれば嬉しいです。

Dexerials|デクセリアルズ株式会社 担当者コメント

生産統括本部 生産拠点戦略部 統括部長 五月女 和道

Q.なぜ文星芸術大学に依頼しましたか? (大学を選んだ決め手を教えてください)

文星芸術大学は、同じ栃木県にあり、地域連携などで各企業様とのコラボレーションを活発に行っているとお聞きしていました。ぜひ学生さんの視点で、デザインをいただきたいと考え、お願いをさせていただきました。

Q.企業と大学との連携で期待することはありますか?

地域連携として大学とコラボレーションするということは、我々としても非常に価値があることだと今回のプロジェクトを通じて思いました。今後も積極的に、こういった活動を進めていければと思っています。

Q.こうした産学連携に興味を持っている、他の企業・自治体の方へメッセージをお願いします

大学・学生さんたちとこういった連携をするというのは二の足を踏む会社さんもあるかもしれません。我々としても最初はそうでしたが、今回のラッピングバスのデザインを通じて、我々では考えることができないような提案やアイデアもいただきました。ぜひ他の企業様も積極的にコラボレーションされると、新たな価値の創出、新しい発見ができるのではないかと思っております。

経営戦略本部 広報・IR部 担当部長 平居 かおる

Q.打ち合わせや制作過程で、印象に残っているエピソードはありますか?

今回デザインを作っていただくに際して、一番大事なポイントは、私どもの会社をどこまで理解していただけるか、というところだったと思います。

私たちも非常に時間をかけて、会社についてご説明をさせていただきましたし、学生さんも深く理解しようと努めていただけたと思います。

その内容をかみ砕いて、デザインに反映していくのは大変な作業だったかと思います。コンペティション当日は皆さんさまざまな観点、視点でご提案をいただきましたが、どれも私たちのことを理解していただけたんだろうなと思わせるデザインになっていました。

それだけではなく、プレゼンテーション中の学生さんたちの表現であったり、言葉選びというところでも、私たちへの理解や共感を感じることができ、とても感銘を受けました。

学内での打ち合わせの様子

Q.実際に(社内)反響はありましたか?具体的な効果や変化があれば教えてください。

プレゼンテーションについて、私たちは打ち合わせの段階から、きめ細やかな打ち合わせを共にしてきました。

一方で、コンペティションの際に初めてプレゼンテーションの中身を見たメンバー(審査員)もおりました。
そういったメンバーも、「私たちのパーパスや企業ビジョンをしっかりと理解して、デザインに反映してくださっている」と話していていました。そのような話を聞くなかで、「このバスのデザインを通じたPR積極的にしていきたい」という気持ちがより高まりました。

Q.関わった学生にメッセージをお願いします。

とても長い時間をかけて、デザインを一緒に検討してくださり、ありがとうございました。
会社の内容であったり、製品の内容であったりを、短期間で理解していただくというのは、とても難しい作業だったと思います。
また、デザインに関しても、お打ち合わせのたびに、私たちのさまざまな要望であったり、思いであったりをぶつけさせていただきましたが、それをしっかりと先生と共に受け止めていただけたことを、感謝申し上げます。

ぜひまた、このような機会があれば、ご一緒できればと思っています。

指導教員コメント「学生のうちから、企業と関わることの大切さ」

デザイン専攻 デザイン分野(2027年度より地域表現デザイン分野) 准教授 水本 和宏

このたびは、地元企業であるデクセリアルズ様からご依頼いただき、心より感謝しております。企画のご説明から最終プレゼンまで丁寧に伴走していただき、学生たちにとって貴重な学びとなりました。今回の制作を通じ、企業の技術や知見に学生ならではの発想やデザインを掛け合わせることで、新たな価値を生み出せる可能性を改めて感じました。今回のデザインが、デクセリアルズ様や地元の方々に長く愛されることを願っております。


学生にとって、実際の企業課題に向き合い、自らのアイデアを社会の中で形にする貴重な機会となった今回のプロジェクト。

文星芸術大学では、これからも地域の企業や自治体との連携を通して、学生が「学び」を「社会」とつなげ、デザインや芸術の力で地域の新しい価値を創造する取り組みを進めていきます。


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