文星芸大COMIC ステラ 36号 表紙制作者特集

文星芸大COMIC ステラとは?
2007年に発行がスタートした文星芸大COMICステラは、マンガ専攻の力がこもった作品や課題優秀作品、専攻内コンクールでの入賞作品を中心に掲載している学内誌です。
ステラとは、ラテン語で「星」という意味で、学生たちがいずれはマンガ界の星となって輝くように願いを込めてつけた名前です。
載っている作品は?
文星芸大のマンガ専攻の学生たちが描いた作品のうち、大学の課題やコンクールで好成績をおさめた作品が中心です。
全学年から集まる多数の候補作の中から、編集部が熱い合議をして選んでいます。
出身プロの作品は?
プロにタダ働きは失礼なので載せられませんが、彼らの応援企画や、プロになった卒業生の作品紹介や連載情報を掲載中。そして今号の掲載者も「近未来のプロ」です!
誰が作ってるの?
教員、学生から成る編集部が作業をしています。Adobe PhotoshopやAdobe Illustrator、CLIP STUDIO PAINTといった、ソフトを使って制作します。
COMMENT
表紙制作者コメント
コンセプト
「メンダコちゃんがメイドカフェでアルバイト!」
ワクワク感と好きなものがあふれた世界をイメージ
作品のタイトル:メンダコメイドカフェ1号店
制作者名:八鳥スミノヒ
使用ソフト&道具:CLIP STUDIO PAINT EX 、Wacom Cintiq
制作時間:約29時間
学年:4年生
ラフ

アイディア出しの段階では、小さめにラフをたくさん描いて検討します。
良さそうなラフは、3dモデルを使いつつ、様々なポーズやアングルなどを試して決めていきます。
その後、文字が入ることを意識してキャラのサイズを少し小さくしました。
下書き
背景と比べてキャラは細かめに描いています。
特に顔は1番重要なポイントなので、できるだけ線画に近いレベルまで描きこみます。
また、背景などの全体の色もこの段階で決めました。
今回は事前にキャラクターデザインを考えていたので、それを参考にしながらトーンなどを調整しています。

ベース着彩

パーツによっては立体感を表現するために薄いグラデーションを入れます。
パフェや目は上から塗り込むため、大まかに着彩しています。
こだわったところ
できるだけ1影+ハイライトで立体感を表せるようにしています。
そこにレイヤー効果を使ったり、髪やごく一部に暗い影を付けたりして、全体的に明るい画面になるようにこだわりました。



制作を終えた感想

ステラの表紙ということでプレッシャーもありましたが、自分の好きなものを織り交ぜつつ、ワクワクできるようなイラストが完成して良かったです。
これまでのステラの表紙では、パステルカラーのイラストはあまり無いと思うので、新鮮味を感じてもらえると嬉しいです!
表紙イラストメイキング動画

これまでの作品


