2024年度 デッサン講習会開催
2024年度 デッサン講習会を開催いたします。
美術大学でスキルアップもよし、デッサンってどうやって描くの? と思う方からでも学べる講習会になっていますので、気軽にお申込みください。受講は無料です。
持参作品やデッサンに関する相談等も受け付けます。
開催日
2024年6月15日(土) 10:00~16:00 (受付9:30〜)終了2024年9月21日(土) 10:00~16:00 (受付9:30〜)終了- 2024年10月26日(土) 11:00~14:00 (受付10:30〜)
- 2025年1月18日(土) 10:00~16:00 (受付9:30〜)
- 2025年2月15日(土) 10:00~16:00 (受付9:30〜)
参加予約は予約フォームで受け付けます。複数の開催日に予約することもできます。
※予約後に予約完了のメールが届きますので、届かない場合はご連絡ください。
お問合せ
文星芸術大学 広報入試課 TEL:028-625-6888 E-Mail:kouhou@art.bunsei.ac.jp
今までのデッサン講習会の様子
会場
文星芸術大学 デッサン室
〒320-0058 栃木県宇都宮市上戸祭4-8-15
Tel: 028-625-6888
無料送迎バス
JR宇都宮駅・東武宇都宮駅より無料のバスが出発します。
・JR宇都宮駅発 インターパーク無料シャトルバス乗り場 発 9:30
・東武宇都宮駅 JR白木屋画材額縁店前 発 9:40ごろ
※東武宇都宮駅発は、JR宇都宮駅から出発していますので、到着時間が前後いたします。
講師
文星芸術大学の教員が担当いたします。
持ち物
- デッサン用具一式(木炭/鉛筆)
- 講評希望の持参作品
- 昼食
※用紙、カルトン、イーゼルはこちらで用意します。
参加予約は予約フォームで受け付けます。複数の開催日に予約することもできます。
※予約後に予約完了のメールが届きますので、届かない場合はご連絡ください。
お問合せ
文星芸術大学 広報入試課 TEL:028-625-6888 E-Mail:kouhou@art.bunsei.ac.jp
デッサンについてのQ&A |
Q,デッサンは、何枚くらい描けば上手くなるの?
A.
スポーツや音楽と同じように考えるとわかりやすいと思いますが、単に走っているだけでは足は速くなりませんし、毎日歌っていれば歌がうまくなることも難しいと思います。
デッサンも同じようにただ描いていれば良くなるものではありません、「こんな風に仕上げたい」とか、「これのこういうところを表現したい」といった目標を見つけていくことが大事です。
回答者 吉田 利雄(総合造形専攻 立体分野)
Q,どんなデッサンの練習をしたらいいですか?
A.
一つのモチーフを2時間程度で描きあげましょう。
りんごは、モチーフとして最適です。りんごが描ければなんでも描けるようになります。F6~8程度のスケッチブックに、モチーフと同じ大きさに描くといいですね。
回答者 中村寿生(総合造形専攻 日本画分野)
Q,デッサンとクロッキーとスケッチの違いって何ですか?
A.
美術用語ですね、それぞれの目的で言い方が違ったりします。
デッサンは素描とも言いますが、主に静物画や石膏など時間をかけて描きます、それに対してクロッキーやスケッチは限られた時間で描く場合に使うことが多いように思えます。
クロッキーは人物や動物など動くものを対象にスケッチは写生とも言い風景などに用いられる場合が多いと思います。
クロッキーやスケッチは全体を大きく把握するための作業と考えています ほかにもドローイングという美術用語もありますが重要なのはその作業の目的をきちんと理解して役立てることだと思います。
回答者 吉田 利雄(総合造形専攻 立体分野)
Q,美術大学入試でデッサンは必要ですか?
A.
必要です!
これはほかの勉強と同じように考えたときに、「デッサン」は座学の「読み書きそろばん」に近いものがあります。
今はデジタルやAIで描いたりする場合も出てきましたが、作品の最終的な判断はデッサンで培われた「感性」や「詰め(仕上げ)」の総合的な『見る力と表現力』だといえます。
これらの能力は時間と労力をかけてデッサンという作業をとおして獲得できると考えています。
回答者 吉田 利雄(総合造形専攻 立体分野)
Q,どうして美大入試でデッサンが必要なのですか?
A.
一つは、現時点においてデッサンが最も公平に甲乙や個性を判断するのに適した試験作業であるということが大きいと思います。
単に「絵がうまくなるためにデッサンをする」だけが目的ではなく、どれほどの情報理解と表現欲求を持ち得てこのデッサンに至ったのか、という作者の姿勢が見えることが重要だと思っています。
学生の作品もデジタル表現が多く見られるようになりました、同時にコピーやAIなどによる表現加工も安易にできる時代になりました、しかし公平性といった観点から考えると美大入試のアナログ的デッサンは当分なくならないであろうと考えています。
回答者 吉田 利雄(総合造形専攻 立体分野)
Q,石膏、静物、構成の違いって?
A.
デッサンは①構成力、②構造把握力、③描写力が必要です。
石膏デッサンは②構造把握力が必要です。③描写力も重要です。
静物デッサンは③描写力が必要ですが、モチーフの置かれている台の把握(②構造把握力)も重要です。モチーフを配置する構成力も問われます。
構成デッサンは①構成力が必要です。画面にモチーフを配置する能力が問われます。
回答者 中村寿生(総合造形専攻 日本画分野)
Q,絵画系とデザイン系のデッサンの違いって?
A.
デザインは情報を的確に伝えるということが大切にされているように思います。
ですから客観性が求められます。必要以上な描写とか思い入れは、かえって客観性を失うことがあります。冷静かつ端的に対象物を表現する力が求められますが、絵画で求められるデッサンは、もちろん客観性も大切ですが、それ以上に作者のこだわりや思い込み、情熱といった感情的な部分も評価の対象になることが多いです。
常識的な表現プラス個性的な表現力も求められているようです。
回答者 中村寿生(総合造形専攻 日本画分野)
Q,日本画を学びたいのですが、何を描いたらいいですか?
A.
身近にある物をデッサンしてみるのがいいですね。果物や野菜、花など。見慣れているものを、深く観察することで、新しい発見があります。発見することがデッサンです。
回答者 中村寿生(総合造形専攻 日本画分野)
参加予約は予約フォームで受け付けます。複数の開催日に予約することもできます。
※予約後に予約完了のメールが届きますので、届かない場合はご連絡ください。
お問合せ
文星芸術大学 広報入試課 TEL:028-625-6888 E-Mail:kouhou@art.bunsei.ac.jp